劇場版名探偵コナン 瞳の中の暗殺者

情報:2,000年公開 監督はこだま兼嗣さん

あらすじ:警察関係者が次々と狙われていく事件に、コナンや蘭が巻き込まていきます。                         また、蘭があることをきっかけに記憶喪失になってしまい…

良かった点:1.犯人がわからない 
      2.音楽がいい
      3.演出が秀逸

1.犯人がわからない……この物語の重要な要素である、犯人は左利きという情報。                 これは物語のかなり早い段階で明らかになるのですが、この映画には左利きのキャラクターが数多く登場します。動機も過去の事件が絡んでいることもあり、関係者全員が怪しく感じます。

2.音楽がいい……この映画ではコナンというより、蘭を中心に物語が展開されます。               彼女が犯人の顔を見てしまったシーンや、最後に記憶を思い出すシーンなどは特に音楽が場面と合っていて、映像作品としての完成度が非常に高く感じられます。

3.演出が秀逸……1回目に見たときには自然すぎて気づけないようなシーンにちゃんとヒントがあります。犯人が左利きであること、硝煙反応の消したトリックなど。2回目に見るとより楽しめます。                                              また、2と重なってしまう点ですが、蘭と佐藤刑事が撃たれているシーンの光と影の使い方。蘭が記憶を思い出すときの仕掛けには驚かされました。

悪かった点:1.派手さはない              

1.派手さはない……コナン映画と言えば爆発ですが、この映画には珍しく爆発はありません。                  今作は他の作品に比べてかなりミステリー色が強く、爆発がらみの派手さやアクションを期待している人には退屈な映画に感じてしまうかもしれません。

総評:演出の面が非常によくできており、個人的にはかなりおススメの映画です。劇場版コナンの中では、最初から最後までシリアス一辺倒という珍しい点も見逃せません。

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