羊たちの沈黙

情報:1991年公開 監督はジョナサン・デミさん

あらすじ:連続殺人鬼バッファロービルの事件の捜査の協力を主人公クラリスが、ハンニバル・レクター博士に依頼し、2人の交流が始まる物語です。

感想:レクター博士の存在感がすさまじい作品でした。彼の一挙手一投足が次の展開につながるような気がして、見ていてとても楽しかったです。

作中に出てきたアケロンティア・スティックスという蛾ですが、どうやら実在していて、メンダカスズメという名前の方が通りがいいようです。ちなみに日本でも見られるようです。

クラリスのトラウマですが、皆さん理解されましたかね?彼女の言うことをそのまま受け取れば、朝暗いうちに子羊の悲鳴を聞いて、救おうとしたが、できなかった。ということだそうですが、私的にはなんだか腑に落ちないんですよね…。何か別な意味があるんでしょうか。

まず、真っ先に思い浮かびそうなのが牧場主の性的虐待ですが、これはクラリスが彼はまともだったと言っていたので、違うんですよね。クラリスとレクター博士のやり取りに「事件を解決すれば、トラウマが直るか?」みたいな流れがあったので、そこに鍵がありそうです。

事件とはバッファロービルの殺人事件のことですが、事件解決でトラウマが直るということは、かつて救えなかった子羊を被害者と重ねていることがわかります。ということは、やはり彼女の言葉の通り、子羊を救えなかったことがトラウマなのでしょうか?よくわかりませんね笑。

総評として、レクター博士の存在感に頼っているだけでなく、ちゃんと事件解決も楽しめる映画となっています。かなりおススメできる映画です!

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